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青春18きっぷで行く北陸・山陰・山陽の旅(第5日)

旅行5日目。今日がいよいよ最終日。

西明石から新快速で大阪へ。関西地区の新快速は、とてつもなく速い。青春18きっぷ使いには、このうえなく有り難い列車である。

日付が変わるまでに長野へ帰るには、午後の早い時間に大阪を発つ必要がある。時間は限られている。急がねば。

大阪環状線に乗り換え、大阪城公園下車。目指すは、もちろん大阪城。

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お堀の水面を、何やら赤い物質がびっしりと埋めていた。陸上トラックの舗装のような、毒々しい色だ。

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秀吉の築いた天下の巨城も、戦災で焼け落ちて現存するのはコンクリートの復元天守閣。ただ、城の歴史を解説した展示は見ごたえがあり、ついつい長居してしまった。

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豊臣秀頼とその母、淀君が最期を迎えたとされる場所。司馬遼太郎の「城塞」を読み、この親子とともに滅んだ豊臣氏に愛着を感じた。ちょうど、壇ノ浦で滅んだ平氏に対して持つのと同じような感情だ。始祖の死後、栄華を継承するための才覚を持った後継者が現れず、やがて対抗勢力に生皮を剥されるようにして滅ぼされていく。滅び行く過程は、合理的な見方をすれば愚かな行為の帰結にほかならないが、文学的な視点で見れば、そこには時代の理不尽さに翻弄される人々があがき、悲しみ、そして諦める姿がある。そんな滅びの物語が、僕は好きである。

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旅の最後に、滅び行く豊臣に自らの人生を輝かせる場所を求めた真田幸村の足跡を訪ねたかった。大阪冬の陣で幸村が徳川方を翻弄した「真田丸」の跡地。今ではスポーツ公園のように整備されていて、面影は微塵もない。ただ、街の喧騒から少し外れた静けさの中に身を置いていると、甲冑を擦る音を響かせ、武者たちが出撃していく様子が、おぼろげながら見えてくる気がした。なかなか情景が浮かんでこなかった壇ノ浦との違いは何か。それは、あるいは単に時の流れの長短にあるのかも知れない。

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アジア大好き。いつも格安チケットで行く貧乏旅行。もちろん国内旅行も大好き。これまでの旅の記録をのんびり綴る不定期ブログです

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