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休息 ~メイン・バザールで昼食を~ 

外国人専用窓口では、真っ黒に日焼けした日本人の男性に出会った。これから、カシミール地方に近いダラムサラに向かうという。ダラムサラといえばチベット亡命政府の拠点で、あのダライ・ラマが暮らしている。そのエキゾチックな魅力に引かれ、今回の旅で訪れようかと考えたが、ニューデリーからバスで12時間かかるため、時間が足りず断念した。

男性は2年ほど世界を放浪していて、インドには5ヶ月滞在しているという。僕らがこれから向かうブッダ・ガヤにも2週間ほどいたといい、泊まっていたゲストハウスを紹介してもらった。放浪生活に「沈没」してしまった旅人にありがちな粗雑さや横柄さはなく、絶えず笑みを浮かべながら静かな口調で話す好青年だった。年齢は聞かなかったが、おそらく30歳前後ではないかと思われた。できれば旅に出たきっかけやこれまでの旅のエピソードなどを一杯やりながらじっくり聞きたいところだったが、如何せん、時間がなかった。

僕らが買ったチケットは、ブッダ・ガヤの最寄り駅「ガヤ」まで。ニューデリー16時10分発で、ガヤには定刻なら翌日の午前3時55分に着く。
とりあえず、旅を先に進められることになった安堵で、にわかに空腹感が増してきた。考えてみれば、朝から何も食べていない。列車の発車まで、メイン・バザールで過ごすことにした。

メイン・バザールは、ニューデリー駅を出て通りを渡ったすぐの場所にある。ヒンディー語の地名は「パハール・ガンジ」というらしい。名前を聞くとニューデリーを代表する巨大な市場が連想できる。

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メイン・バザール

が、実際に行ってみると、車がやっとすれ違えるほどの道の両側に古びた商店が軒を連ねているだけで、他の場所に比べ特に賑わっているわけでもない。道は一応舗装されてはいるが、ところどころに穴が空いて土が露わになっている。そのせいか、通り全体が土煙で霞んでいるような錯覚に襲われた。


人や車、オートリクシャー、さらには牛車までもがまかり通る!


通りを15分ほど歩いて、インド料理を出していそうな食堂に入った。店の前に窯があり、そこでチャパーティーを焼いていたのだ。
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チャパーティーは、小麦粉を水で練り、薄く焼き上げたもの。北インドでは定番のパンだそうだ。店内で食事をしているインド人がカレーに付けておいしそうに食べているのを見て、同じ組み合わせを注文した。
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日本でもよく知られているナンに比べると、生地は薄くて小さい。価格は1枚で3ルピー(約6円)。2人でチャパティ6枚にカレーを一つずつ付けても計140円足らず。僕はある程度覚悟していたのだが、カレーは思ったほど辛くはなく、インドで初めての「インドらしい」食事を楽しむことができた。


メイン・バザールを後戻りして、少し早めに駅へ。外国人専用窓口へ行き、涼しい室内で休んでいると、偽DTTDCで僕らを救ってくれたカナダ人3人組が入ってきた。手を振ると、その中の1人が笑顔で「Japanese friend!」と返してくれた。
彼らも列車に乗り、バラナシへ向かうという。比較的清潔な(笑)服装であまり日焼けしていないことから、彼らは学校の休みか何かを利用してインドを訪れたのだろう。
彼らは列車の発車10分前まで室内にとどまり、特に慌てた様子もなく出ていった。発車1時間前から駅で待機している僕らとは、肝の据わり方が違う。彼らに落ち着きをもたらしているのは何だろう。やはり、言葉に不自由しないことだろうか。

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ニューデリー駅の跨線橋から

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最も運賃の安い座席車。不正乗車を防ぐため、窓には鉄格子

列車は、ほぼ定刻にニューデリーを出発した。僕らが乗ったのは2等寝台。一つのコンパートメントに2段ベッドが向かい合わせに据え付けられている。日本で言えば、B寝台といったところか。

向かいの客は、お父さん、お母さんと子ども2人の親子連れ。子どもは3、4歳ぐらいの女の子と、乳飲み子だった。早朝にガヤに着くことを伝えると、お父さんが乗務員を呼んで、ガヤに着く直前に僕らを起こすように頼んでくれた。
女の子は突然目の前に現れた外国人に驚いたらしく、ちらちらとこちらに視線を向けてくる。しかし、目が合って笑顔を返しても、表情は硬いまま。こういうときのためにと日本から持ち込んだ折り紙で魚や鶴を折ってプレゼントしたのだが、あまり効き目はなかった。

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2等寝台の車内。左下にお母さんの寝顔が

この列車は、インド国鉄が誇る特急「ラージダーニー・エクスプレス」。乗客には大きめのペットボトル入りの水が配られ、おやつと夕食のサービスもあった。

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夕食。「ノンベジタリアン」を選択


日本の鉄道より広い「広軌」のレール上を走る車両は揺れも少なく、僕らはエアコンの効いた快適な空間に守られながら、一路ガヤを目指して疾走した。





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